
このゲームのせいで(お陰で)色々歪んでしまった……。
「ちょっと変わったゲームを遊んでみたい」「人間讃歌が好き」という方に、自信を持っておすすめできる一本!
総プレイ時間400時間以上+犠牲0攻略を貫いたうさぎが感想やらを語ります。
こんな人に読んでほしい
- ストーリーに深みのあるゲームを探している人
- インディーゲームで隠れた名作を掘り当てたい人
- SCP財団が好きな人
- 「管理シム」と聞いてピンとくる人
- ProjectMoonシリーズが気になっていた人
この記事ではそれぞれの内容についてまとめてます!
基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Lobotomy Corporation |
| ジャンル | シミュレーション / ローグライク |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| 発売年 | 2018年 |
| 開発 | Project Moon(韓国) |
| 価格 | 2,570円(セールでは1,000円以下になることも) |
| プレイ時間の目安 | クリアまで40〜60時間以上(やり込むと沼) |
どんなゲーム?
プレイヤーは謎めいた企業「ロボトミーコーポレーション(通称:L社)」の管理人となり、幻想体(アブノーマリティ)と呼ばれる怪物たちを収容・管理しながらエネルギーを生産していくシミュレーションゲームです。
ゲームのスクリーンショット
クリア済なので全部見えてる状態ですが…こんな感じの画面です。






「SCP財団」からインスピレーションを受けた韓国産インディーゲームで、開発元はProjectMoon。
ゲームプレイは基本的にこの繰り返しです。
- 職員にアブノーマリティの研究作業を命令する
- アブノーマリティの機嫌を取ってノルマまでエネルギーを集める
- 設備を拡張し、より多くの幻想体を管理できるようにする
- 1日の終わりに次の日へ進む
……文章で書くと地味ですよね。
正直、スクリーンショットを見ても「なんか画面が暗いな」くらいの印象しかないと思います。
でも実際に遊んでみると、そこから始まる物語がとんでもなかった。
うさぎが実際に遊んでみた正直な感想
最初の数日間は本当に作業ゲーでした。アブノーマリティをぽちぽち管理して、エネルギーを集めて、設備を解放して……「なんか地味だけど、収容物のエピソードが気になるな」くらいの感覚でした。
転機は中盤以降。プレイ済の方に伝わる言い方をすると「中央本部を開けた時」
ゲームを進めるにつれて少しずつ明かされていくL社の正体・管理人のこと・この世界の構造。パズルのピースが一個一個はまっていく感覚がクセになって、気づいたら深夜3時でした。
アブノーマリティたちも「ただ管理するオブジェクト」じゃなくて、一体一体に固有のエピソードテキストがあるんです。読み進めるほどに「こいつはこういう存在なのか……」という解像度が上がって、愛着が生まれるんです。
童話や神話など馴染み深い物語から生まれたアブノーマリティもいるので、原作との違いに「ふむふむ」と考えることもできます。
(ほとんど)すべてのアブノーマリティに愛着があるから、収容違反(脱走)されたときには「あ、出ちゃったね~機嫌わるいわるいかな?可愛いね~☺」と赤ちゃんを見るような目になってしまいます。

職員ちゃんたちが可愛いのも地味に大事なポイント。
職員たちが仕事中に呟く姿、作業中の固有モーション、武器を構えて勇ましく向かっていく姿……愛。これが、愛か。
名前をつけることもできるので、気に入った子が不慮の事故で死ぬと心臓が痛いです。
うさぎは「この子はどんな人生だったんだろう……」と考えてしまうタチなので、勝手に職員の設定を作り上げたり関係性で燃えてたりしてたので、無犠牲プレイを心がけてました。

好きなところ
序盤と終盤の印象が180度違う
最初は地味な管理シムなのに、後半はもう全然違うゲームになります。
ネタバレ厳禁なので多くは言えないですが、「このゲームってそういうゲームだったの……!?」という体験が確実にあります。
これは本当に何も知らずに遊んでほしいです。
アブノーマリティのエピソードが読み応え抜群
私はこのゲームの言い回しが大好きです。抽出される時のテキストも個性的で面白いです。
アブノーマリティにはバックストーリーが丁寧に用意されています。そのテキスト量も本当に多くて、ただの管理記録からそのアブノーマリティに関するエピソード、他のアブノーマリティとの関連性など……ゲームプレイとは別に「読みもの」としてのボリュームがかなり高いです。
こういう作り込まれてる世界観が本当に良い。
管理人が行うすべての操作にも設定が盛り込まれてるのも最高~~です。
ProjectMoonの大きな世界への入口になる
ロボトミのストーリー後として「Library Of Ruina」→「Limbus Company」とシリーズ展開されています。
ロボトミで好きになったキャラクターや世界観がそのまま受け継がれ進化していくので、ロボトミをクリアした瞬間にもう続きが気になって仕方なくなります。さらに、内部から見たL社と外から見たL社では価値観がとんでもなく違うため、各作品新鮮に楽しむことができます。
この沼は広い。
難しいところ
操作が直感的じゃない
UIが独特で、最初は何をどうすればいいかよくわかりません。チュートリアルはあるものの、丁寧とは言いがたい部分も。やりながら覚えていかなくてはいけませんでした。
よくある体力ゲージの表示も研究が進まないとできなくて、序盤は「なんか職員が死んだ、なんで?」と混乱することがありました。
私は2日目でF-04-83を引いたせいで無限に混乱してました。
ゲーム進行がリセットされる仕様
詳しくはネタバレになるので言えないんですが……とある仕様上、「また最初から?」となる場面が何度かあります。
意味を理解してからは受け入れられますが、最初は正直困惑のほうが大きかったです。
精神的にくる場面がある
ストーリー上報われない展開やバッドな演出があります。うさぎは「キャラへの感情移入が深すぎてつらくなる」タイプなのできつくてきつくて……
それと、可愛がっていた職員ちゃんたちが理不尽に殺されていくのも地味に精神ダメージが大きい。死に方が多種多様なので初回は面白いのですが、所謂ボス戦の時不意に死んでしまうときは「ああ……」となってしまいます。
感情移入しやすい人は覚悟が必要です。
総評
- 見た目より物語の深さを重視したい
- SCP財団や都市伝説系のコンテンツが好き
- キャラへの愛着が生まれるゲームが好き
- インディーゲームの隠れた名作を掘り当てたい
- 40〜60時間以上じっくり遊べる時間がある
逆に、サクサク遊びたい・明るい雰囲気が好き・理不尽な展開が苦手な方にはあまりおすすめできないかもしれません。ゲームの性質上、ある程度の「しんどさ」を楽しめるかどうかが合う・合わないの分かれ目だと思います。
まとめ
Lobotomy Corporationは、「地味な作業シム」という皮をかぶった、濃すぎるストーリーゲームです。
スクリーンショットだけ見て「なんか暗くてよくわからないゲームだな」で通り過ぎてしまうにはもったいなさすぎる。遊んだ人にしかわからない体験がここにはあります。
ProjectMoonシリーズはロボトミが入口になっているので、世界観に入り込めれば続編のLibrary Of Ruina、さらにLimbus Companyまで続く長い旅が待っています。うさぎは全部やって全部好きです🐰
「ちょっと変わったゲームを遊んでみたい」「深い物語に飢えている」という方に、自信を持っておすすめできる一本です!


